米国ライブラリアンの雇用と給与

日本では司書資格を取得しても就職が難しいことが問題になっていますが、米国でもライブラリアンの失業率は4番目に高く、しかも就職できても給料は下から2番目だという調査結果をWall Street Journalが発表しました。Library Journal誌が行ったライブラリー・インフォメーションスクール卒業生の調査結果と米国研究図書館協会(American Research Libraries, ARL)の給与調査と併せて紹介します。 続きを読む 米国ライブラリアンの雇用と給与

「ウォール街を占拠せよ」People’s Library

抗議運動「ウォール街を占拠せよ(OWS: Occupy Wall Street)は9月17日にニューヨーク(NY)で始まりましたが、11月16日にはNY市警により、運動の中心拠点であるズコッティ公園(Zuccotti Park)に張られたテントが強制撤去されました。その際、運動を支援するために作られたPeople’s Libraryの所蔵資料の大半が没収・破棄されとして、支援者グループだけでなく、米国図書館協会も抗議の声を挙げています。 続きを読む 「ウォール街を占拠せよ」People’s Library

電子書籍への公正なアクセスを目指して戦うカンザス州立図書館

米国中西部に位置するカンザス州は、大部分を田園地帯が占め、人口が285万(州の中では33番目)、人口密度は米国平均の40%という、農業を主体とする州ですが、今、ここの州立図書館が先頭に立ち、電子書籍への公正なアクセスを目指す戦いに挑んでいます。 続きを読む 電子書籍への公正なアクセスを目指して戦うカンザス州立図書館