フィリップ プルマン氏が図書館の閉鎖に反対

財政難を理由に公共図書館の閉鎖が続く英国で、児童文学「黄金の羅針盤(ライラの冒険シリーズ)」などの作者として有名なフィリップ・ プルマン氏が、図書館閉鎖に対する戦いを開始しました。

ブレント・ロンドン特別区は、現在12ある公共図書館のうち6館を閉鎖する計画を2011年4月発表し、市民による強い反対運動が起きている。その中でフィリップ・ プルマン氏が公共図書館閉鎖に激しい非難の声を挙げた。National conference of library campaigners(図書館を救おうとする運動家たちの全国会議)では、イングランド中で600もの公共図書館が閉鎖の危機に瀕している今、公共図書館を救うための戦いは「愚かさとの戦いであり、…愚かさというものを過小評価すべきでない」と述べた。「誰にも見張られず、自分の存在が広告主に売られたりすることのない場所で、完全な選択の自由や情報の開示を本当に望むなら、それが得られるのは図書館だけである」とも語ったフィリップ プルマン氏は、1970年代にチャリング・クロス・ロード図書館でライブラリー・アシスタントとして働いた経験を持つ。なお、閉鎖に反対する運動家たちはグループ「Brent SOS Libraries」を結成して訴えを起こしたが、高等法院はブレント・カウンシルの決定は正当であるとの判断を下し、6館は直ちに閉鎖されてしまった。11月10-11日に開かれた上訴審では、グループメンバーが、アジア系住民(全住民の28%)が図書館をより多く利用する(資料帯出者の46%を占める)Brentにおいて、図書館を閉鎖することは、彼らを間接的に差別することであるとの主張を述べた。反対グループは、クリスマスまでには上訴審の決定がなされることを期待しているが、特別区の方は、訴訟を最高裁まで進ませる覚悟をしているようである。

http://www.guardian.co.uk/books/2011/oct/24/philip-pullman-library-closures

http://www.guardian.co.uk/books/2011/oct/22/children-authors-campaign-save-libraries

http://www.brentsoslibraries.org.uk/sos/

http://www.harrowtimes.co.uk/news/9372876.Campaigners_hope_for_decision_on_libraries_before_Christmas/

http://www.thisislondon.co.uk/standard/article-24011352-brent-will-go-to-supreme-court-to-shut-libraries.do