フィリップ・プルマン氏が反対する図書館閉鎖その後

英国では、財政難に苦しむ地方自治体による公共図書館の閉鎖やサービス低下が、今大きな問題となっています。“Public Libraries News”(2011年10月7日)の調査によれば、2011年4月1日以降、全国4,612の図書館のうち、約10分の1の434図書館(87移動図書館を含む)が閉鎖済み、又は閉鎖の危機に瀕しているか、あるいは地方議会のコントロール下にあります。Chartered Institute of Library & Information Professionals*は、600の図書館が危機に瀕するだろうと予測しています。このような状況下で、フィリップ・プルマン(Philip Pullman)を始め、著名人が反対運動に加わったことから注目を浴びたブレント・ロンドン特別区(Brent Council)の図書館閉鎖をめぐる上訴審の決定が出ました。 続きを読む フィリップ・プルマン氏が反対する図書館閉鎖その後