米国で図書館カードを投票者IDに認定

日本の選挙では有権者全員に投票所入場券が送られ、たとえ入場券が届かなかったり、紛失した場合でも、本人確認ができれば投票することができます。しかし、米国では、投票するためには前以て登録が必要です。そして、選挙投票の際にIDの提示を求める法律、「投票者ID法」(Voter ID Law)を制定している州が、未実施の州を含めて33州あります(source: National Conference of State Legislatures)。一口に「投票者ID法」といっても内容は州によって異なり、写真つきIDを要求する州、写真なしIDでよい州、厳格にIDを要求する州、それほど厳格ではない州に分かれます。一般的にIDとして認定されるのは、運転免許証、軍身分証明書、身分証明書(発行しない州もある)、パスポート、学生証ですが、メンフィス(Memphis)市では、2012116日に行われた米国大統領選挙の投票時に、図書館カードも有効なIDと認められたことが話題を呼びました。 続きを読む 米国で図書館カードを投票者IDに認定