米国の公共図書館で除籍をめぐって紛糾

図書館では所蔵資料の除籍は、魅力的なコレクションを利用者に提供するために必要不可欠な業務のひとつとされ、各図書館はそれぞれのポリシーや基準に従って、定期的に除籍を実施しています。しかし米国では、何故図書を捨てる必要があるのかを理解してもらえず、利用者から厳しい批判を受けることがあります。19801990年代に20万冊を超える図書を除籍したとして、作家のNicholson Bakerに糾弾され*、悪評を被ったSan Francisco Public Libraryの例が有名ですが、最近も、米国の図書館で除籍をめぐる問題が続けて起こり、図書館長が更迭されるケースまで登場しました。                                                             続きを読む 米国の公共図書館で除籍をめぐって紛糾